2026年6月03日

こんにちは、井上歯科医院です。
今回は、お子さんの仕上げ磨きは何歳まで必要かを解説したいと思います。
お子さんの歯を守るために、ぜひ仕上げ磨きをしていただきたいと思います。しかし、お忙しい中、毎日の仕上げ磨きはなかなかたいへんですよね。仕上げ磨きに対して、こちらのような疑問をお持ちの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

実は仕上げ磨きは、むし歯予防においてとても重要です。こちらの記事では、仕上げ磨きのメリット、いつまで必要か、仕上げ磨きの方法などを詳しくお伝えします。
仕上げ磨きのメリット
仕上げ磨きは、お子さんの磨き残しを取り除き、お口の健康を守る上でたいへん重要です。しかし、お子さんが嫌がって困る、面倒に感じる、忙しくて毎回の仕上げ磨きができない方でも、夜寝る前に一度だけでいいので、仕上げ磨きをしていただきたいと思います。こちらの記事で仕上げ磨きの重要性を知っていただきたいと思います。
むし歯予防
お子さんは頑張って磨いていらっしゃいますが、一人ではどうしても磨き残しがあります。特に、最初にはえる永久歯である6歳臼歯の生え始めの時期は、磨きにくく、溝も深いのでむし歯にならないように気を付ける必要があります。乳歯やはえ始めの永久歯はエナメル質が薄く、むし歯が急激に進行する傾向があるので、むし歯にならないように日々の歯磨きを丁寧に行いましょう。
むし歯になりやすい箇所はこちらです。
・歯と歯の間
・奥歯の溝
・歯と歯肉の溝
こちらの3箇所はプラークが溜まりやすく、むし歯になりやすいので重点的に磨いてあげてください。
お口の中の異変にいち早く気付ける
毎日、仕上げ磨きをすることで、お口の中を観察でき、お口の中のトラブルをいち早く気付くことができます。
・初期のむし歯:表面が白っぽくなっていたり、黒くなっている部分はむし歯かもしれません。むし歯の早期発見・早期治療が歯を守るカギとなります。
・生え変わりの時期に気付ける:抜けそうな乳歯や、はえてくる新しい永久歯の位置異常などに気づくことができます。
・粘膜の異常:口内炎や歯ぐきの腫れなどのトラブルに気付けることで、お子さんの痛みの原因について説明しやすくなります。
親子のコミュニケーション
膝の上で磨くことで、スキンシップの場となりお子さんが安心感を感じる時間になるでしょう。また、歯を磨くとスッキリする、寝る前に歯磨きをするなどの習慣付けができます。
仕上げ磨きはいつまで必要か
幼児期はまだ、手首を器用に動かして細かいところまで磨くのは難しいです。そのため、小学校を卒業をするまでを目安に仕上げ磨きをしてあげてください。
3歳〜5歳
3歳〜5歳はまだ乳歯の時期で、自分で歯磨きをしたい!と意欲的なお子さんが多いのではないでしょうか。将来、歯磨きを一人でしてもらうためにも、始めは一人で磨かせてあげてください。その後、寝転んで仕上げ磨きをする、という習慣を付けましょう。
6歳〜12歳
6歳〜12歳は、永久歯が生え始め、乳歯と永久歯が混在している時期です。そのため、歯列が凸凹になったり、永久歯の生え始めの時期には磨きにくい箇所が出てきます。むし歯になりやすい箇所が増えるので要注意の時期とも言えます。永久歯は一生涯にわたって使い続けるので、むし歯にならないように守っていきましょう。
この頃には、上手に歯磨きができるようになるお子様も多いので、歯科医院の定期検診で染め出し液を使ってどの部分が磨けていないか、自分の癖を知ってもらうのも良いでしょう。
仕上げ磨きの方法
こちらでは仕上げ磨きの方法をご紹介します。毎日の仕上げ磨きにぜひ取り入れてください。
・姿勢:膝の上に寝かせて行いましょう。口の中が見えやすく磨きやすいです。
・タイミング:毎食後が望ましいですが、たいへんだと思うので、夜寝る前にする習慣を付けましょう。寝ている間は口の中が乾燥し、むし歯菌が増えやすくなるので、むし歯菌のエサになる食べ残しが口の中に残っていないようにしましょう。
・磨き方:小刻みに動かしながら1本1本丁寧に磨きましょう。強い力は必要ありません。歯ブラシの毛先が広がらない程度の力で磨いてください。
・気を付けるべき箇所:歯と歯の間、奥歯の溝、歯と歯肉の境目、はえ始めの永久歯など、汚れがたまりやすく、むし歯になりやすい箇所を重点的に磨きましょう。
まとめ
お子さんの歯はエナメル質が薄いため、むし歯になりやすく、むし歯が急激に悪化しやすい傾向があります。そのため、むし歯にならないようにするのが一番の課題です。しかし、お子さん一人では磨き残しが多く、プラークを落とし切るのは難しいです。そのため、仕上げ磨きが重要になってきます。仕上げ磨きは小学校を卒業するまでは毎日続けることをおすすめします。毎食後は難しいと思うので、夜寝る前には仕上げ磨きをする習慣を付けましょう。
ある程度、お子さんが自分で磨けるようになったら、歯科医院の定期検診で歯磨き指導を受けてみましょう。磨き残しのチェックや正しい磨き方を教えてもらえます。当院でも歯磨き指導を実施しているので、ぜひ一度受けてみてください。





